2015
06.16

地方移住かな?

考えや気づき

 

唐突に思った。
普通のサラリーマンはもういやだと。

 

正確に言えば創業の古い成熟した会社のサラリーマンがもう肌に合わない。どこか仕事を流していくような淀んだ社内の空気に合わせて呼吸も抑えながら働かなければいけない雰囲気がいやなのだ。息が吸えない気がする。

 

もちろん、若くて自由な社風のサラリーマンなら全然オッケーだ。そうした部分の考え方は非常に柔軟だ。しかし当たり前だが、安定している分競争が激しすぎて、学歴やよほど条件が合わないと入ることはできない。
また、条件のいい会社では転職組は基本支流業務で蚊帳の外での仕事になる。条件がいい会社で働くというのはそういうことだ。

 

そんな時、ゆるベジに取り組み自然派な人たちの考え方にふれ、農業なんかはどうだろうか?と急に思った。もはや本業の建築から離れることに迷いはない。これまで携わってきた発注側のディレクション業務に飽きていたことも事実だ。建築の中で他に興味のあるのは計画系の仕事だが、その分野は狭き門だ。建築に携わっているなら誰しも計画系の仕事がしたいからだ。
私は計画系の技能を専門的に磨いてきたわけではないため転職は難しいし、そもそも何の計画がやりたいのかもよく分からない。それならばという考えだ。

 

ハローワークで紹介してもらった新規で就農を目指す人をサポートする「新規就農相談センター」に早速相談してみた。就農のパターン(インターンからスタート、農業法人に務める、独立する)など事細かに書かれた冊子をもらい一通り読んでみた。
有機農法や自然農法に興味があるため、その中からいくつかの農業法人をピックアップし見学させてほしい旨連絡してみた。
回答は、「少ない人数で運営していますので、見学はお断りしています。」というつれない返事。
私が選んだのは農業法人の中でもHP、SNSを使い上手にブランディングして法人やら個人のファンを増やしているところだった。

よく考えれば、断れるのも無理はない。法人からすれば見学など何もメリットがない。貴重な仕事の時間を割いて話をしても何もリターンなどないのだ。人手についてもSNSを通して東京から若い人が応募しているようで十分そうだった。

 そんな中、快く見学を受け入れていただいたある農業法人にお伺いした。
こちらの法人は、大規模な土地に大きな作業機器を使って農業をされていた。一部を有機農法で残りを可能な限り農薬を少なくした農法で取り組んでいた。社員は20人程で、作った作物のSHOPや、レストランも同じ敷地内で経営されている大きな会社だ。1000万ぐらいするらしい作業機器は社員数よりも多かった。農地は全体で120ha程だそうだ。
地元の観光地として雑誌に紹介されており、幼稚園や小学校から見学や芋掘り体験などの問い合わせがあるそうだ。生産、加工だけでなく、販売、サービス業にも取り組んでいるため見学にはなるべく対応することにしているとのことだった。

 

見学させていただいた農地の写真を一部紹介したい。

 

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合鴨農法

 

田んぼ全体の1割の面積を合鴨農法で育てていた。かわいい鴨たちが縦横無尽に田んぼを泳ぎ回っていた。

 

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蕎麦の花

 

白い蕎麦の花が咲き乱れていた。蕎麦の花を見たことがなかったのだがとてもきれいだった。しかし、知らなかったが蕎麦の花はかなり独特の匂いがする。例えれば、肥料のような匂いだ。近隣に住宅があれば必ずクレームがくるのではないかと思うレベルで意外だった。百聞は一見に如かずだ。

 

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花の下にあるのが蕎麦の実

 

 蕎麦の花の下についてるのが蕎麦の実だそうだ。今週中にはすべて刈り取るそうだ。

 

貴重な仕事の時間を割いて農地を車で案内していただき、いろいろな説明をしていただいた。親切で大変ありがたかった。
いろいろと案内していただいて恐縮なのだが、そんな中感じたのは、大きく創業の古い農業法人はやはりどこかサラリーマン、非常に会社員的な雰囲気を感じる点だった。当たり前と言えば当たり前なのかもしれない。

 

農業は幅広い。もう少々検討が必要だ。

 

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