2015
07.09

人間交差点(弘兼憲史)

読書

漫画を一つ紹介したい。作者は島耕作シリーズを書かれている弘兼憲史さんだ。書かれている題材はタイトルどおり人間ドラマをテーマとしたものでオムニバス形式の基本一話完結の物語だ。ストーリーもそれぞれ個性がありとても面白いのだが、哀愁漂う絵とコマ割りの間が秀逸だ。印象的なシーンでは、描かれている目や雰囲気でキャラクターにセリフを語らせ、あえて必要以上にセリフを書かない。読み終わった後に少し余韻が残るよう配慮されている。なんとなくいい感じな漫画だ。

 

 

どうして急にこの漫画を紹介したくなったのかと言うと、若い人が勤める農家も人間交差点だな〜と思ったからだ。普通のサラリーマンではない個性的な雰囲気のメンツが揃い、かつ、みんなやりたいからやっている。やる気満々だ。

また、引き出しの多さを感じる。生きる力が強いと言えばいいのだろうか。画一的ではないいろいろな雰囲気を持った人がいてとても面白い。そもそも自分もこちら側の人間だったなと改めて感じる。会社に合わせて本来の性格まで変えなくてはいけない。それはやはり無理がある。

仕事人生があと35年ある中で、5年程度のモラトリアム期間を経てそうした事を思い出すことができたのはとても有意義なことだったのかもしれない。

最後にコマ割りの間が秀逸な漫画をあと二つご紹介したい。ギャラリーフェイクとマスターキートン。どちらもかなり有名だ。人間交差点と合わせてぜひ読んでみてほしい。

 

 

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