2015
07.22

販路の開拓が最初の関門だそう

農業

農業の知識も経験も業界の事も全く知らず勤め人農家を始めて1ヶ月になるが、少しずつ思ったことをまとめていきたいと思う。
私はまだ自分で農家をスタートさせる決心はつかないのだが、仮にそうなった時のために周りにいろいろとヒアリングしている。
経験者や専門家などに聞いた話によると、新規就農時最も苦労するのが販路の開拓だそうだ。
野菜の栽培はマニュアルなども整備されていてやってみると意外にできてしまうそうだ。(有機野菜などの場合、土の状態によっては数年間は売れるような実がならない場合もある。)
もちろん農機具やトラクター、軽トラックなどの設備投資も必須で必要になるが、新規就農するということは自分で事業を起こす事になるため資金を用意していないのは問題外だ。しかし、45歳未満の人には補助金が用意されているのでそれを利用する事はできる。そちらについても別途紹介したい。
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まず市場からの信頼を得る必要がある

市場にはそれぞれルールが存在している。
例えば、生協に出荷する場合、野菜品目ごとに農家が集まって出荷チームが組まれ数が割り当てられる。チームの中には親方がいて責任者の役割を担っている。指定された出荷数をチームで確保できなかった場合、親方が責任を取らされ数を賄うか違約金を支払わなくてはならない。まずこのチームに入れてもらわなければいけないが、その地域で知り合いがいないとなかなか難しい。信用できる人物なのかどうか後ろ盾が必要になる。
また、チームに入れてもらった場合でも、出荷する野菜の数は生協と親方が話し合ってチーム内で割り振る形になるのだが、信頼がない場合出荷数を割り振ってもらえなくなるのだ。自分の畑で採れた野菜が100袋あったとしても自分に割り振られた数が50袋であれば残り50袋は別のところで売らなければならない。

有機野菜の場合

有機野菜のようなこだわりの野菜を作りたい場合、例えば就農場所が有機農法で有名な地区なら販路があったりするが、そうでないと有機野菜を販売している場所が全くないのだ。仮に農協や生協に出荷したとしても、それぞれの作付基準をクリアしている野菜は全て同列に扱われ有機野菜として扱ってもらえない。値段も慣行農法の野菜と同じになってしまう。
自分で営業して有機野菜を取り扱っているホテルやレストラン、個人の顧客を見つける必要がある。言わば自分の野菜ファンクラブを作っていくことになる。当然人気が出るまでには時間がかかる。

なぜ農業がやりたいのか?どんな野菜を作りたいのか?

市場を開拓して自分の野菜のファンを作り経営する。当然やりがいはあるだろう。しかし、野菜を大規模に栽培するためには設備投資も人員も必要になる。野菜は生物なので長期保存もできない。かなりの覚悟が必要だ。
なぜ農業がやりたいのか?どんな野菜をどんな方法で作って誰に届けたいのか、具体的な顧客層をイメージできていなくてはいけないし、それが絶えることがないモチベーションにつながっていなくてはいけない。そうでなければ続かないだろう。
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