2015
08.17

最初に働く場所の選び方 chikirinの日記

読書

chikirinさんの日記を読んでいていいこと言うなと思う記事が目に留まったので紹介したいと思います。「最初に働く場所の選び方」です。

ちきりんさんは現在の社会について次のように述べています。

  • 35才では既に、“差が付く”“差が大きくなる”というレベルではなく、圧倒的な力の差ができてしまう。それが、今の「働く世界」の現実です。
  • 「とりあえず大企業」という思考停止のデメリットが、無視できないほど大きくなってきた、とも言えるでしょう。
  • この点は、30年前(親の時代、指導教授の時代)とは全く異なります。だから彼らに就職のアドバイスを求めるなら、その違いをよく理解しておいたほうがいい。

 

そして、力の差には卒業した大学名が、ほとんど影響しないと指摘しています。

なぜならば、

  • 最初に、「大学が一流でも三流でも、35才の時にイケてる人材になれる可能性は変わらない」と書きました。
  • その理由は、大学が一流であればあるほど、それらの能力が身につき“にくい”組織に就職できてしまうからです。

 

  1. 組織がしっかりしてるから課長になるまで全くリーダーシップなど求められず、
  2. 予算も人材も余裕があるから、工場以外では生産性の概念さえ語られることがなく、生産性といえば製造現場の話だと思い込んでる。
  3. 名刺の力と会社を丸ごと守ってもらえる規制で仕事ができるから、マーケット感覚が鍛えられず、
  4. ヒエラルキーや業界序列や“大人の事情”が、事実と論理に基づいた思考より重視される、

 

三流大学をでてしまうと、こういう会社にはなかなか入れません。だから期せずして難を逃れることができる。

反対に一流大生の多くは、こういう一見“いい会社”を最初の職場として選ぶことができてしまう。

だから、いわゆる一流大学を出ても、35才の時に“イケてるグループ”に入れる人の割合が、たいして高くはならないというわけ。

だからだとまとめています。そして、《イケてる人材》と《イケてない人材》の割合は1対9ぐらいの割合なのではないかと指摘しています。

ちきりんさんは大企業や既得権益が嫌いなので少々意見は偏っている感がありますがすごく分かりやすいです。イケてる人材の割合も何となく正しいような気もします。webなどの新しい業界はイケてる人材の方が多いでしょうが。

しかし、イケてる人材が必ずしも幸せなのかと言われるとそうとも言えない気がするところがなかなか難しいところだったりもします。イケてなくても一流大学を卒業して安定した仕事の中で土日祝日を休み年休をすべて取得できる環境で70歳まで逃げ切れる状況ならうらやましいなと思います。社内で承認欲求を満たせるならそれで十分だと言う人もたくさんいるでしょう。イケてる人材になるためには人の2倍〜2・5倍は働かなくてはいけないので、遊びに使える時間はかなり少なくなると思いますしね。

ただ非常に不安で分からないのは、今後の定年70歳時代の中で新卒で入社した会社に約45年も働くことは現実的なのかというところだと思います。超優良企業ならいいですが、そこに入社するにはかなりの生まれの良さ(または反骨精神か)が必要だと思います。

参考としてですが、田舎にはいろいろなメーカーの工場がたくさんあり、リーマンショクを契機に一斉に経営が悪化しました。某パソコンメーカーの工場ではなんと30歳定年であの手この手で追い出されるそうです。リーマンショック前までは20代でクラウンが買えるほどもらっていたボーナスもすべてカットされたそうです。知り合いは全員辞めざるを得なかったらしく合言葉は「工場は怖い」でした。

ちきりんさんは、会社を選ぶ際にその会社の35歳の人を見て質問し判断すればいいと言っていますが、業界によっては非効率的に手広く仕事をしていますのでイケてそうな数人に話を聞いた程度では全体像が見えない場合もあります。(学生でそこまで深読みできるほどの思考力があったら別の仕事に就いた方がいい。)大企業の広告宣伝的な業務だけをしている人の話を聞くのは最も危険です。社内事情をすべて把握していない可能性があります。

正直なところ約50年の仕事人生の中で新卒時の一社にすべてをかけるような発想はもうかなり違うんじゃないかなと思います。終身雇用を一斉にやめれば良くなる気がするのにね。

ちきりんさんが指摘する《イケてる人材》に求められる能力は、

1.リーダーシップ

2.生産性の概念

3.マーケット感覚

4.自分のアタマで考えるスキル

だそうです。上から順番に重要な能力だそうですが、現在勤めている農家の長男(31歳 元暴走族らしい。あいさつはしっかりできる。)が自分の会社を作り一番グレードの高い新車のレクサスを乗っているのを見ると、そのとおりなのかもしれないと思ったりします。

能力を重点に考えコンパクトに働く方が細く長く働けると思います。いっぱい休んでもやることないしね。逆に仕事で成果を出している人を見ると嫉妬してしまいます。趣味だと深度が出ないんですよね。飽きるし。営業の一環でパーティーに参加して知り合いを増やしながら仕事を取れたらすごく幸せなんだけどなと夢見がちに思いました。

 

 

 

 

 

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