2015
09.08

「種子」の知識や技術について その2 (あしたを拓く有機農業塾)

あしたを拓く有機農業塾

自家採種について

 

イネ、ムギ、雑穀、マメ、イモなどの食用作物が自家採種に向いているそうだ。自家受粉ではなく、他家受粉性のものは交雑の心配があるため他品種の栽培場と数十m以上離す必要がある。

 

  • その他自家採種に向いている作物(3%〜4%の交雑率)
  • ナス科(トマト、ナス、ピーマン)
  • マメ科(ダイズ、インゲン、エンドウマメ、アズキ)※ソラマメは雑種になりにくい。

 

イネ、マメ、ナス、キャベツなどは、一つの花におしべとめしべの両方を備えた両性花である。イネやムギ類、マメ類、ナス科野菜などは他の生物個体から花粉が運ばれてくる前に自花だけで受粉する率が極めて高いため、自植生植物と呼ばれる。ところがトウモロコシは、イネ科植物でありながら、雄花と雌花を別々につける「雄雌異花」植物である。トウモロコシの茎の頭頂部にある花が雄花で、果実を形成する部位が雌花である。雄花の花粉が風で遠くまで運ばれて異品種の雌花に到達することもあり、イネ科植物の中では交雑する率が比較的高い。

 

他殖性作物

 

アブラナ科(キャベツ、ダイコン)、ウリ科(キュウリ、カボチャ)、セリ科(ニンジン、セロリ)の野菜は虫が花粉を媒介する他家受粉植物なので、自家採種には特別の条件設定を要するそうだ。雑種にならずに種を取ることはかなり難しく先生もできないとのこと。

しかし、キュウリについては、雑種になっても味が変わらないため自家採種なら問題ないらしい。スイカ、カボチャ、メロンは味がかなり変わってしまうのだとか。

 

ウイルス病による味の低下

 

イモは質の良いものから種芋を作り自家栽培が可能だが、ウイルス性の病気にかかりやすく、味や収穫量が激減することから、農家は自家栽培せずに毎回種屋から購入するのが一般的らしい。

 

 

自家採種方法

 

種取りする野菜は完熟するまで待って収穫し、収穫後に室内で追熟させる。ガーゼなどにくるんで発酵させると、もみ洗いするだけで種子をきれいに取り出すことができる。種子は新聞紙の上などで十分に乾燥させた後、冷蔵庫などで保管すれば数年は保存することができる。

 

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自家採種用の野菜はなるべく形の優れた物から取る

 

 

 

 

塾生で有機野菜を栽培

 

有機塾の畑の一部で実際に野菜を栽培し成長を見守りながら講義を受けることができる。今回は、カブ、菜っ葉、ハクサイ、葉ダイコンを植えてみた。成長が楽しみだ。収穫した野菜はいただいて帰ることができる。

 

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豚糞と籾殻などを混ぜた肥料。干して堆肥にしてあるので臭くない。

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軽トラに豪快に投げ込みます。


 

 

 

 

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