2015
10.03

不耕起栽培、病害虫対策、バンカープランツなどについて(あしたを拓く有機農業塾)

あしたを拓く有機農業塾

9月に参加したあしたを拓く有機農業塾の内容を簡単にまとめてみた。

 

不耕起栽培について

有機農業の技法の一部には、自然のしくみを最大限生かすために、あえて「〜しない」例がある。その一つが耕さない農法、いわゆる不耕起栽培だそうだ。不耕起で野菜を栽培できるのかと思うが、関東の柔らかい土は深く耕さない方が本当はいいそうだ。耕す分肥料が多く必要になってくるそう。耕すことのメリットデメリットは次のとおりだ。

 

  1. 土を砕いて柔らかくすることで、その後の種まきや苗を植える作業を容易にする。
  2. 耕した深さだけ、堆肥や肥料を混ぜ込むことができる。
  3. 雑草を土に混ぜこんで除草する。
  4. 耕した深さだけ、土壌中の隙間を大きくして、一時的に通気性と通水性を改善し、植物は根を伸ばしやすくなる。
  5. 通気性を改善すると、酸素を欲しがる微生物の活動が活発になり、土壌中の有機物分解が進んで作物の栄養に変わりやすくなる。
  6. 田んぼで行う代かきは、田土を柔らかくして田植え作業が容易になり、水漏れ防止や一時的な雑草対策になる。
  7. 以上のように、耕すことによる効果を整理してみると、作物の生育にとって役に立つからという理由もありますが、1、や2、6、のように、むしろ人の作業がラクになるからという目的の方が大きいように思われます。

 

一方デメリットは、

  1. 頻繁に耕しすぎると、土の団粒構造(微細な土壌粒子を糊のような有機物質「腐植」によってくっつけ、小さな団子状にしたもの)が壊れ、風で飛ばされたり、雨で流されたりする「土壌侵食」が起こりやすくなる。
  2. 団粒構造が壊れると、耕しても土がやわらかくなる効果が長続きしなくなる。
  3. 耕うんは、さまざまな土中作物の生息を劇的に変化させる。作物栽培を助けてくれる有用生物群の生息を乱し、結果的に病害虫の発生を促してしまうことがある。
  4. 暖かい(熱い)地域では、耕うんが土の乾燥を早め、有機物分解が進みすぎて地力が早く消耗してしまう。結果的に肥料をたくさん必要とする。
  5. トラクターなどの機械でたびたび耕うんすると、重量機械の踏圧で、耕した土層の下に「耕盤」ができてしまう。すると、その下層への通気性や通水性が悪くなり、作物根の伸長が抑制されることがある。

アメリカやブラジルなど世界有数の穀倉地帯では、大規模経営なことから肥料代やトラクターの燃料費を削減するために不耕起が主流だそうだ。また、気温の高い土地では、耕うんすると農地が乾燥し、微生物の働きが活発になると土中に蓄えられた栄養がどんどん溶け出し砂漠化していくそうだ。

耕しすぎず土中の栄養を保つことで、アオザなどのやっかいな草が生えなくなるそうだ。しかし、不耕起栽培はさまざまな条件の組み合わせの上にようやく成立するものなので安易に取り組むことはできないそう。

 

病害虫対策

 

あらかじめ天敵を呼び寄せて増殖させる効果を持つ植物のことを「バンカープランツ(天敵銀行、天敵温存植物)」と呼びます。バンカープランツ利用の考え方は欧米のガーデニングで起こり、クローバ、キク科のハーブ、花粉の多い花を咲かせるハーブなどを用います。

オススメは、レモンタイム、チャイム、ニンニク、ミント(ラベンダー、ローズマリー)、オレガノ、セージ、バジル だそうだ。畑を囲むようにミントを配置したり、林側にミントを配置することで畑への虫の侵入を防止できるそうだ。

 

植物活性液

 

主に地上部の病害虫回避をねらいとしてさまざまな溶剤があるが、家庭で作成できるものとして次のようなものがある。

・名前:すとちゅう(酢と酎)

・糖蜜(黒砂糖、果物):米酢:焼酎をそれぞれ1:1で混ぜ、10倍の水を投入する。使用するときは300倍から500倍で散布する。1000倍にすることで苗にも利用可能。酸が野菜を刺激し野菜を固くすることができる。病気予防と味が濃くなる。頻度は週一回程度。

その他に、

・アブラムシ対策として、

牛乳の原液をスプレーする。2、3回散布するとアブラムシが窒息する。

タバコの吸殻を集めたニコチン液を散布する。(散布直後の野菜はすぐに食べない。)

 

不織布を使った野菜の栽培

害虫予防として不織布を使い野菜を栽培した。不織布はハウスを作らなくても簡易に害虫予防と寒さ対策が可能だ。

 

 

 

サツマイモ、里芋の収穫体験、ナスの種取り

サツマイモと里芋の収穫体験をした、もう立派に実っていた。慣行農法のものしか見たことがなかったがきちんと実るんだなと思ったのが印象的だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

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