2015
12.17

プロフィットモデルを考えるって楽しい

脱サラして有機農で起業, 農業

暖冬であんまり寒くないなと畑仕事を慌ただしく働いていたら、気づけば12月も中旬、もう少しでお正月です。

季節物商品ということで、現在里芋の仲間の「八頭」の収穫をしています。個人的にはあまり食べたことがないのですが、末広がりの八で縁起がいいことからおせち料理で使われ、取引数量が少ないことから高価な食材になります。

どのぐらいのお値段かと言いますと、親芋(里芋と違い親芋を食べる)一つあたり約1000円します。売れればかなりいい売上になりますね。

毎日かなりの量を収穫していますので売上状況を社長に聞いてみたところ次のような感じでした。

12月17日現在

・近所の有名直売所:3千円/日

・PALシステム(生協):20万円/日

八頭を個人で購入して自宅で調理する人ってどれぐらいいるんだろう?と少し考えればこの数字もなんとなく頷けると思います。珍しい食材は大口顧客しかおそらくいらないのでしょうね。八頭が単価高いからという理由だけで栽培したいなと思っていましたがそんなにはうまくいかなそうです。直売所は他の農家さんも作っていて競争が激しく、かといって、生協は加入するのに条件があり単発で野菜を受け入れてはくれません。商売っていうのはなかなか面白いですね。

 

プロフィットモデル

自分で商売を始めてみようかなと考えてみると、先日読んだ『そろそろ会社辞めようかなと思っている人に、一人でも食べていける知識をシェアしようじゃないか』(山口陽平さん)がかなり役立ち買っておいて良かったなと思いました。オススメですよ。

 

儲ける工夫にはパターンがある

「好き」を「食う」に結びつけるシステムにはパターンがある、と前の章で書きましたが、それはある程度プロフィットモデルとして使えるパターンが、多くのビジネスで共通して見られるからです。

本書ではこのプロフィットモデルパターンを、顧客、商品、課金の仕方、支払い方法、資源、に分類して説明しています。

そして最も原始的なパターンは、顧客は「個人」を相手にし、商品は「直球」現物の製品やサービススキルそのもの、課金の仕方は「スポット」(その都度)、支払い方法は「現金」で、商品を作る資源は「自己調達」というのが、特に工夫のない普通のビジネスのやり方だと指摘しています。

 

「好き」なことで「食う」ことを考えた多くの人は、こうした基本の組み合わせでビジネスを始めがちです。しかし、このビジネスモデルは誰もが参入可能ですから、当然過当競争が進むわけです。となれば、十分に食えない可能性が高いでしょう。これではいけません。

”逆に言えば、この中でどれか1つだけでも基本パターンではないものを取り入れれば、ビジネス展開は有利になります。”

直売所で野菜を売るというのは、まさに原始的なパターンになります。うちの農園で出荷している直売所は年間売上目標が設定されているため参入者に一定のハードルが設けられていますが、一般的な直売所は誰でも参入でるため価格破壊が進んでいます。そこだけで食べていくのは不可能に近いでしょう。

儲けるには儲けるために考える必要があります。でもそれって営業企画を自分でできるのでとても楽しい気がします。今から考えねば。

 

なお、本書には原始的なパターン以外のプロフィットモデルについても事例をもとに詳細に説明がされています。特にドキッとしたのは次の一節です。

「商品」はそのもの以外で収益を上げろ

各々の業種での基本的な商品、例えば、家電メーカーだったら家電、旅行会社だったらパック旅行、料理店だったら料理、カメラマンだったら写真、といったものは、そのまんま直球の商品ですね。業界ではどこでも提供しています。そのため、差別化を図るには商品の価値を高めればいい、と考えがちですが、それには限界がありますし、今の時代はあまり有効ではありません。

 

商品そのもので価値を高められたらその道の大家になってしまいますからね。私がブログとYOUTUBEを更新するのもストーリーを共感してのちのち野菜を買ってもらうためです。ブログ×YOUTUBE×農家であればすでに上位1%に入ってくるはず、偏差値75です。しかし、稼ぐためにはプロフィットモデルに落とし込まないと。。。

 

でもこういうの結構楽しいですね。

 

それでは。

 

 

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