2016
02.28

ビニルハウスのビニル張り替え

農業

 

2月もいつのまにか終わり暦も3月になろうとしています。この時期農家では冬野菜の収穫が終わり春から夏にかけての準備期間となります。現在勤めている農家も農閑期に入りました。そんなこともあり、社長の仕事仲間で億を稼ぐ近所の苗農家さんのところに2ヶ月程手伝いに来ています。

苗農家さんは夏野菜やスイカなどの苗を育て、市場や契約先、直売で販売しています。夏野菜は当然寒さに弱いためハウスで育てるのですが、こだわりがありビニルハウスのビニルを毎年張り替えているそうです。経年劣化が採光に影響して苗を育てる感覚が狂うのだとか、職人的なこだわりですね。ビニルハウスが20棟程度あるためかなり大変です。

そんなに何回も経験できないビニル張りをすることができたのでやり方をまとめてみました。

 

ビニルはサイドから貼っていく

 

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このビニルハウスは少々古いタイプのものです。現在市販されている物はもっとしっかりとしたパイプにサイドは簡易に開閉できるようバーが設置されています。ですので少々やり方は変わってきますが大きな作業の流れは一緒です。

まずサイドから貼っていきます。サイド用ビニルをぐるっとまわしパイプに固定する準備をします。

 

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扉が中央にありますので右側から納めていきます。横バーに紐でくくりつけていきます。

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角が動かないよう固定してしまいます。角を決めてしまえばサイドを張りながら固定していく事ができます。

 

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サイドのビニルを張りながら横バーにくくりつけていきます。

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長辺方向を張ったら短辺方向でやはり角を決めて固定してしまいます。

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ぐるっと回してきて扉部分で折り返し内側にのり代部分を作り固定します。最後にビニル用接着剤を使って隙間を貼り付けてしまいます。サイドは以上で終わりです。

 

次に屋根を貼る

 

続いて屋根を貼っていきます。屋根は風に煽られやすいので少なくとも4人以上での作業が必須になります。

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屋根用ビニルを屋根にかけていきます。ビニルはサイズを確認し大きい一枚物で納めていきます。このビニルハウスは約30m程あるため大変です。

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ビニルハウスの両側に人を配置してビニルを屋根にかけていきます。静電気でくっついてしまうので、中央付近にも人を配置してビニルを引っ張るとうまくかけていく事ができます。

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反対側までビニルをかけたら、頂部を固定します。

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次にビニルを横バー部分に専用の金具で固定していきます。ビニルに穴を開けたりせずに固定していく事が可能なためかなり便利な仕様になっています。取り外して何回も使用する事が可能です。よくできてます。

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反対側を固定したら全員で思いっきりピンと引っ張ります。たるんでいると風に煽られて飛んでしまうので出来る限りピンと張る必要があります。

そして、張りながら同じように横バーに金具で固定していきます。張りながら金具で固定します。

 

扉部分の処理

 

屋根を張り終わったら扉部分の処理をしていきます。扉に合わせてカッターで切り込みを入れビニル用接着剤できれいに止めます。隙間が空いていると夏場に雑草が繁殖してしまうそうです。

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パイプの間を一本づつ固定する

 

これだけでは風に煽られて飛ばされてしまいますので、パイプの間をマイカー線という丈夫な紐で一本づつ固定していきます。ハウスの両サイドに分かれて片側をまず縛り空き缶を紐にくくりつけて反対側に投げて縛ります。

 

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このマイカー線でビニルをさらにピンと張ります。ここは力一杯引っ張って紐を縛ります。

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作業は朝に

 

この時期の朝はまだ畑に霜が降りています。その状態で収穫をすると痛んでしまいますので、こうしたハウスの張り替え作業などは午前中に行います。自然の環境に合わせて作業スケジュールを組み立てる必要があるんですね。風や天候などいろいろなものを読んで作業する、慣れてくるとなかなか楽しいものです。

 

 

 

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