2016
02.29

苗を育てる技術、良い苗の育て方 など その1(あしたを拓く有機農業塾) 

あしたを拓く有機農業塾

 

久しぶりに笠間市にあるNPO法人、あしたを拓く有機農業塾に参加してきました。月2回のペースで開催されている有機塾、本当はすべて参加したいのですが、家からだと70km程あるためなかなか毎回は参加できません。。なんと家から東京までと同じ距離ですから。。

2月6日に参加した有機塾の内容をまとめてみました。塾は講義と実習に分かれ今回は次の内容です。

 

  • 講義:苗を育てる技術、良い苗の育て方
  • 実習:早春の葉物野菜の種まき(防寒法)

 

苗半作

 

野菜は苗半作と呼ばれ、苗質を上げることで野菜の育て方を変えることができるそうです。近年は分業化が進んだことで農家が苗を育てる技術を失ってしまっているそうです。経営の合理化によって、大規模に作付けするために苗を購入する農家が増えたそうです。昔であれば当たり前であった苗を育てる技術は、専門の苗屋さんでしか継承されなくなってしまってきているのだとか。私が今手伝いに来ている苗屋さんはまさにそれにあたります。伝統の接木の技術も見ることができます。今度実際に体験させていただけることになりました。

 

苗を強健に育てるポイント

 

過保護に育てると苗は細くひょろ長くなってしまいます。では、強健に育てるにはどんなポイントがあるのでしょうか。分かりやすく教えていただきました。

 

①温度:やや低めに保つ

②湿度:乾燥気味にする。水を与えすぎず、カラカラに乾いてからたっぷりと水やりをする。

③適度な紫外線:適度に日光に当てる。

④振動・接触:柔らかい箒や布などで葉っぱを優しく触って振動を与えることで刺激になり、丈夫になるそうです。あくまでやさしくがポイントです。

 

過保護に育てすぎず適度にストレスを与え、カラカラになってから水をたっぷりと与えるのが良いのだとか。

 

苗で特に重要なのは

 

どこだと思いますか?もちろん根っこです。その根っこの中でも先端2cm~3cmの根毛部分が吸水をしているそうで、先端が若々しく元気に育ってくれるかが重要なのだとか。苗はポッドで育てますが、時々見かける根っこが伸びすぎてポッドの中でグルグルになっているものは当然ですが良くないそうです。根毛が傷んでしまうのだとか。

野菜は”草”なのでなんとなりますが、”樹木”の苗などは細長いポッドを使いグルグルになるのを防止するそうです。

 

苗の生育ステージと不良環境抵抗性

 

苗は生育ステージ(成長の段階)で抵抗性に変化があるそうです。その変化は、穀類、破菜類、根菜類、果菜類を問わず共通なのだとか。

苗の生育ステージ(ブログ用)

①発芽から子葉展開期間までは病害抵抗性が強く水と温度があれば枯れません。この段階は、種子の中にある親からもらった栄養で育つ「従属栄養期」であり、病害に対する抵抗力も親から受け継いでいるので比較的強い。

②二葉から本葉3枚〜4枚着くまでは病害や低温などの環境刺激に弱い。苗立枯病などに侵されるのはこの時期。土の良し悪しが出る。

③根を張り茎を伸ばし本葉が出始めれば「自力栄養期」。腐葉土+ボカシ肥料の栄養を使い成長する。

 

その2へ

 

内容が充実していた今回の塾、続きはその2でまとめたいと思います。動画や写真で分かりやすくまとめます。

それではおたのしみに。

 

 

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