2016
03.08

苗農家さんに修行に来ています

農業

 

2月から近所にある苗農家『関口農園』さんに手伝いに来ています。1ヶ月だけの手伝いの予定でしたがかなり大忙しで急遽3月いっぱい来ることになりました。関口農園の紹介とともに仕事の状況をまとめてみました。

 

関口農園

関口農園は3月から5月にかけて夏野菜の苗を販売し、他の時期は白菜やネギ、夏はスイカも栽培しています。総売上の約7割を苗で上げているそうですが、社員を継続的に雇用するために他の野菜も栽培しているそうです。他の野菜もと言いつつもその量は半端ではありませんが。。

白菜で言えば、なんと1日約1500球を出荷しています。主に生協へ出荷していて茨城県谷田部地区の白菜を取りまとめる役(いわゆる親方)になっていて、他の農家への割り振りや数が不足した場合のペナルティ責任を負う重要な立場を担っています。安定して数量を出せるというのはそれだけで信頼につながり重責を任されるわけです。

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畑の広さが約40000m2あるのでトラクターに収穫用の荷台を付け畑の中を収穫しながら走ります。

 

野菜苗、メロン苗、接ぎ木苗

関口農園では複数種類の苗を栽培して販売しています。

野菜苗では、トマト、ナス、ピーマン、ミニトマト、かぼちゃなど、メロン苗ではアンデスやエリザベスなどを扱っています。その他に接木苗も販売しています。

接木苗とは、耐病性、耐害性に優れ連作障害が起きにくい苗(台木)に味の優れた苗(穂木)を接いで育てられた苗を言います。接ぎ木苗を使うことで、ハウス内で同じ作物を連作障害なく作り続けることができる現代農業には欠かすことのできない技術の一つです。スーパーなどで売られている野菜はほぼ接ぎ木苗です。関口農園ではすべて手作業で接ぎ木を行っています。

接ぎ木苗は、スイカ、きゅうり、なす、トマト、うり、プリンスメロンを作っています。
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接ぎ木用の道具で台木に穴を開け穂木を刺すための道具です

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台木の本葉を2枚残して台木(スイカ)に穴を開けます

 

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これが接ぎ木苗(スイカ)の完成です。接ぎ木にはいくつかやり方がありますので別途まとめたいと思います。

 

社員の継続的な雇用が仕事の質を保つそう

関口農園に来てまず思ったことがあります。それはすべての従業員が作業手順に慣れていて技能が身についていることでした。そして、仕事に真面目に取り組めば雇用し続けてもらえるのだという意識を持っていることでした。

長い人では10年勤めている人もいるそうで、継続的な雇用が仕事の質を保っていました。

当たり前のようなことですが、家族経営の多い農業では、年間を通して仕事を作り、安定して社員を雇用できる農家は実はかなり少ないのです。

 

経営は現在2代目の社長が担っていますが、70歳代になるであろう会長ご夫婦もまだバリバリ働いています。その会長のこんな言葉が記憶に残っています。

 

いい仕事をすれば注文をもらうことができる。』

『いい仕事をしなくちゃだめなんだ。』

 

3月から5月中旬に作る苗だけで数千万円を売り上げ、すべての苗を注文受注で生産している自信を言葉から感じることができます。会長も実は元サラリーマンだそう、1代で会社を創り上げた実績はすごいですね。

ちなみに、関口農園の苗は関東ではかなり有名で山新などでも扱われています。

関口農園での仕事もちょくちょくアップしていきたいと思います。

それでわ。

 

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