2016
03.24

農家もブランディングが必要 ー 田中農園・ペトラン ー

農業

 

茨城県石岡市(旧八郷町)で有機農家・パン屋を営む『田中農園・ペトラン』の田中さんに有機農業に関することを聞ける機会がありました。

田中さんは大学卒業後、海外青年協力隊にてパプアニューギニアで2年間滞在し、帰国後石岡市(旧八郷町)の魚住農園で研修後独立されました。

 

田中農園さんを知ったのは石岡市で立ち寄った、工芸ショップととパン屋さんが併設されているカフェ『woodwork&coffee kikusa』です。このお店の中で田中農園さんの人参ジュースやフライヤーを見てオシャレだなと思ったのがきっかけでした。お店で聞いてみると、奥様がパン屋さん(ペトラン)、旦那様が農園を経営されているということが分かりました。

 

非常にハイセンセンスな『田中農園・ペトラン』さん、有機野菜の個人宅配をメインに経営されているそうですが、現在キャンセル待ち状態なのだとか。有機農業経営にあたってのコツを聞けました。

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有機野菜の個人宅配

田中さんは就農してすでに15年です。これから有機農業を始める人は後発になることから、単に個人宅配を始めましたではかなり難しいそうです。原発以降、茨城県は”安心な野菜”のカテゴリーには入らないことから何か工夫が必要だそう。

 

『インパクトがないといけないよね。例えば雑誌で紹介されただとか。だって誰かの紹介がないと、検索で一番上に出たからってわざわざ郵送費払って買わないでしょ。』

 

納得のご指摘です。確かにどこにでも売っている野菜、有機野菜にしても大手宅配会社や楽天でいくらでも買えます。わざわざ個人の農家を指名して買うのは何かプラスの要素、価値が必要なのです。

そうした点をもっと掘り下げて聞いてみました。

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奥様とのコラボレーション

パン屋『ペトラン』を経営する奥様は、大学卒業後、料理研究家に師事、その後白金台のレストランで修行された経験を持ちます。パンと焼き菓子のお店の立ち上げにも携わったご経験があるそうです。

その奥様の縁と、東京の料理研究家のお店で月1回野菜を販売しているのだそう。料理や野菜に対する意識の高い人がたくさん集まりますから、最も効果的に営業しているわけです。

ですから、田中農園の顧客は東京と神奈川がメインなのだとか。

奥様と知り合う前は全然営業していなかったそうで、就農後7年はバイトを掛け持っていたそうです。

 

『全然営業してなかったね。ゆるい感じでやってた。』

 

話をお伺いしていて、ゆるい雰囲気になんか癒されました。

 

条件が難しいレストラン出荷

レストランにも一部出荷しているそうですが、家庭とは好まれる品種が違うことや、出荷の条件が違うため両立するのは手間だそうです。

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奥様とのコラボで特徴を作り、東京、神奈川をメインに個人宅配で経営されている田中農園。大変タメになりました。

奥様が経営するパン屋『ペトラン』は大変人気があり、土日のみの営業で開店11時には購入希望者の列が出来ています。買いだめしていく主婦が多数いて取り置き予約もいっぱいです。おしゃれな雰囲気のパンを見ると、田中農園の有機野菜もそら買いたくなりますよね。経営について学んだ日でした。

 

 

 

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