2014
12.08

サラリーマンは、二度会社を辞める。(著者:楠木新さん)を読んで思うこと その1

読書

企業に勤めながらセミナー等を開催しベストセラー作家でもある、楠木新さんの《サラリーマンは、二度会社を辞める。》を読みました。

 

以前出版された《人事部は見ている。》もそうですが、楠木さんの組織分析と考察は非常に的確で日本的な企業におけるサラリーマンとしての働き方や生き方を学ぶ事ができ、また、いつもタイトルが深く刺さります。

《サラリーマンは、二度会社を辞める。》このタイトルでドキッとするサラリーマンは多いと思いますしこのタイトルだけで分かってるなーと思う人は多いはずです。

 

著者の組織分析と考察の深さは、大企業に勤めながら人事労務、支社長を経験され人事に詳しいことと、ビジネスパーソン200人にロングインタビューし組織についての問題点を調査しているところにあるようです。

また、楠木さんの著書では単に問題点だけにフォーカスしているのではなく、時代にマッチした会社員としての前向きな生き方を提示し、会社との距離感を適切に保つべきだと言っている点がとても好印象に残ります。

 

サラリーマンは二度会社を辞める。

とは、サラリーマンには定年の前にこころの定年があることを指しています。この点について著者は次のようにまとめています。

  •  誰もが「会社を辞める」機会に遭遇する

・高度成長期のように会社が社員を丸抱えする時代はもう戻ってこない。それどころか、入社した社員の半数は管理職になれない時代が到来した。

若い時期に組織での仕事に懸命に取り組むことは大切だが、その姿勢のまま会社員人生を走りきることはできない。

ほんとんどの会社員は、いずれどこかのタイミングでつまずかざるを得ない。

・「会社を辞める」ということを、単に退職願、退職届を提出することだけではなく、もう少し幅広くとらえる必要がありそうだ。会社人間を辞める、自分の興味のあることに人生の重点を移す、働き方を変える、家族と過ごす時間を優先する、二足のわらじを履いてみる。などである。

いずれにしても、社内のキャリアアップの到達点を唯一の目標とする考え方から、自由にならなければならないのだ。

世の中には多数の自己啓発本が溢れていて、学生や新社会人が社会の予備知識なしに読むとキャリアアップのために青い鳥症候群を目指したくなってしまいます。本書はそうした人たちに現実的確に教えてくれます。

たしかにキャリアアップを重ねていく人も極一部はいますが、そうした人たちがどれだけ勉強家で努力家なのかを考えた方がいいと思いますし、キャリアアップの方法が的確で市場調査に基づいていて理にかなっているかを知った方がいいと思います。

 

本書を読み多くのことを考えましたので、感想も含めて小分けにして書きたいと思います。

 

 

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