2016
10.04

自分たちが家庭で食べている野菜を食べてほしい ーほりぐち農園さんー

事例収集(農家ヒアリング)

 

茨城県石岡市(旧八郷町)に、ご夫婦で有機農業と平飼い卵の販売をしている『ほりぐち農園』さんのところに伺い、作業をお手伝いしながらいろいろとご質問させていただきました。

 

農業は6月から9月まではかなり忙しくなりますから、ただ話を聞かせてほしいでは先方に何のメリットもありません。作業の手伝いをさせていただき、”型”を盗みながら都度知りたいことをヒアリングする。

こうしたちょっとした”お作法”のコツを、先日伺った『しづはら農園』さんから教えていただきました。

 

まずは真似ることからスタートすることにして作業を手伝わせていただきました。

 

自分たちが家庭で食べている野菜を食べてほしい

堀口さんご夫婦は、1999年八郷に移住されて全くの研修なしで有機農家をスタートされています。ほりぐち農園さんは八郷でトップクラスの個人宅配契約数を誇ります。その秘訣などを質問してみました。

当時は有機野菜が今よりも珍しかったことと、インターネットが普及し始めたころだったこともあって、ホームページから定期的に定期宅配の申し込みがあったそうです。契約は東京、神奈川、埼玉がメインです。今は有機農家がたくさん増えたのでその方法だけでは難しいかもしれないねとアドバイスいただきました。

新規就農当時から6年程度は八郷の有機部会に所属してJAへ出荷していたそうです。経営が安定するまで国のバックアップを受けることができるのが八郷の素晴らしいところですね。

 

ほりぐち農園さんは、多品目で野菜を作ることにについて、『自分たちが、年間を通して家庭で食べている野菜を届けたい』のだそうです。自分たちが食べて美味しいものを作り、同じものを届けたい。それは、都会で働く人のプライベート農園のようなイメージでとても素晴らしいコンセプトだと思います。商売っ気がありすぎるよりも、自分もそんな雰囲気がいいなと思いました。参考にしたいと思います。

 

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平飼い有精卵

ほりぐち農園さんでは、有機野菜の他に平飼いで鶏を飼育して有精卵もセットで販売しています。定期宅配のお客さんはほぼ卵もセット購入されているそうですので、かなり優種な鶏ですね。おみあげにいただいたのですが、新鮮で素晴らしい味でした。びっくりしました。

 

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鶏糞は畑の肥料に利用されます。鶏糞に、籾殻、米糠、牡蠣殻石灰を混ぜて自家発酵させます。平飼い鶏の糞ですから、ホームセンターで市販されている鶏糞とは肥料分が雲泥の差なのだと思います。見せていただいた野菜がすごく良く育っていました。ぜひ売っていただけないか今度聞いてみることにします。

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整理整頓された畑

かなり几帳面なのか非常に整理されていた畑、この畑を見ただけで売れっ子農家はやはり違うなと思わせるものがありました。野菜もみずみずしく元気な印象を受けます。本当に美味しそう。

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かなりきれいに整理整頓されていることがすぐに分かります。ご夫婦で農業をやられていることも作業の効率から見て非常にいいのだと思います。一畝は概ね50M程度はありますから、長い資材の搬出入や設置には二人の方が非常に効率的です。

 

生協よりも安く

ほりぐち農園さんの野菜セットは10品目入って約1500円の値段設定です。生協で販売されている有機野菜よりも安く設定しているのだとか。生協よりも安くないとあえて個人の農家に野菜を注文しないのではないかとおっしゃっていました。

しかし、生協よりもおそらく2、3日は新鮮な野菜が届きますので、圃場でみずみずしい野菜を見ていると、もっと値段を上げても売れるのではないかなと個人的には思ったりします。

一品約150円は、東京の自然食品店の有機野菜と比べても半額になりますからね。

16年の実績を誇る売れっ子有機農家ですから、16年前の値段のままでも経営的に十分なのでしょう。

 

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圃場見学会

毎年、野菜セット購入者を対象にした圃場見学会を行っているそうです。参加される人数を聞いてびっくりしました。なんと約70人だそうです。都会に住み自分のプライベート農園の様子を見学するのは楽しみなのかもしれません。

ほりぐち農園さんの客層は、子持ちのご家庭や年配の少し余裕のある方だそう。食にこだわりを持ち定期宅配で野菜を購入できるのは、やはり余裕のある人に限られてきますね。

個人宅配の有機農家はある程度の富裕層商売ということになりますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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