2014
12.13

サラリーマンは、二度会社を辞める。(著者:楠木新さん)を読んで思うこと その2

会社組織について

 

前回の記事「サラリーマンは、二度会社を辞める。(著者:楠木新さん)を読んで思うこと その1」に続き、思ったことをまとめてみました。

 

日本の会社には【参加型】と【帰属型】がある。

・リクルート社員、コンサルタント、外資系企業で働く人 は企業に【参加】している。

・伝統ある企業や、メーカー、金融、商社、百貨店、公務員等は企業に【帰属】している。

なぜかと考えていくと、これらの会社(組織)は、企画的業務や大量生産を前提に組み立てられ、個人の労働力を生産やサービスに変換するシステムが経営の中心になっている。言い換えれば、組織を運営していけば自ずと利益が上がる(業務が遂行される)構造になっているので、個人の能力や個性よりも会社組織の運営に重きを置いている。

・組織と社員との関係は、会社により異なっている。実は同一の社内でも個人と組織の関係は一律ではない。

・日本の会社(帰属型)は、単なる契約モデルに従っているのではなく、極端に言えば、他人同士で構成された親族モデルとでも呼ぶべき【家族構造】を反映している。

 

本書の中で、著者が自分と組織との折り合いをどうつけていくかについてまとめているのは、日本従来の働き方である【帰属型】についてです。著者が言うように組織と社員の関係は同一の社内でも一律ではなく、私もこの折り合いを上手につけれるようになったのは会社に10年程度勤めてからだったと思います。

それは、大企業は既存業務や新規事業など事業部が多岐に渡ることや年配者と若手とで会社をとりまく状況が変わっていることが理由です。車内に組織と社員の関係について上手く説明できる人がいないのです。

組織のシステムはそれだけ複雑になっています。若手はこのシステムが理解できず悩み仕事で足を踏み外したり転職を考えたりするわけです。

 

【帰属型】サラリーマンは仕事で自己実現を目指してはいけない

参加型企業に勤めてる人からすれば、『え!?』と思う人が多いかもしれませんが、著者のおっしゃるとおりだと思います。帰属型組織のサラリーマンが自己実現を目指し働いた場合かなりの確率で足を踏み外します。

それは著者の言っている帰属型組織の採用基準からも明確で、

 

自分の部下、後輩として一緒に働けるかどうか。受験のように客観的な尺度で能力の高さを比べているわけではない。

 

要は仲間として一緒に働けるかどうかであり、就職ではなく就社だと。この点を理解できない若手サラリーマンは多くいます。そこに、自分の目指す自己実現の入り込む余地は【異動希望】程度なわけです。個人の個性は二の次です。

また、組織を運営していけば自ずと利益が上がる構造に”なっているはず”の帰属型組織運営にほころびが出ていて、そのほころびをパッチワークのごとく部分的に修正しながら仕事を進めていることにも要因があると思います。

既得権益を上手に守りながら上の顔色を伺い組織を変更することで、ホームページから見る会社と実態が乖離しすぎている会社があったりします。それが企業の本当の姿を分かりにくくしています。

ホームページ上で会社が歌っている”いわゆる強み”は、外から見ると、単なる迷惑やつぶれない理由でしかない場合もあります。

 

衰退期に入った会社で、ホームページにあるような経営ビジョンは砂上の楼閣であり、それを意識して働いている人は皆無です。

まあ社長も含めて。

 

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