2014
12.31

ブラック企業での勝率は?

会社組織について

色川武大さんの「うらおもて人生録」を読みました。

色川さんは、阿佐田哲也のペンネームで自身をモデルにした「麻雀放浪記」を書きベストセラーとなりました。この本を原作に、週刊少年マガジンで「哲也-雀聖と呼ばれた男」がマンガ化され記憶に新しいと思います。

「うらおもて人生録」は、そんな色川さんの勝負師としてのエッセンスが詰まった一冊です。この中でプロバクチ打ちのフォームについて説明がされていますが、これが、仕事のフォームとして、フリーランスなどで働く人にもそのまま言えることなんだろうなと思いました。

 

いかに負けないかの戦術

プロバクチ打ちのフォームですが、先日、セミナーでお会いしたFXトレーダーのFXで勝つポイント、いかに勝つかではなく、いかに負けないかの戦術と非常に似ているなと思いました。

プロバクチ打ちのフォームについて、丁半バクチを例にとった次の章から抜粋します。

一一三の法則の章から、

  • お金を張るためには、五分五分に見えるものが、このやり方をすれば六分四分になるんだ、というそのやり方を考えつかなくてはならない。
  • 今、丁か半か、どちらでもいいけれども、どちらか一方に千円張ったとする。丁に張るとしようか。ところが目は半だった。千円とられてしまう。また、もう一度、丁に千円張った。目は、半。また千円とられた。合計二千円の負けだ。今度は丁に三千円張った。すると当たった。合計でどうですか。一勝二敗だったけれども、千円プラスしているだろう。一、一、三。もし三度めもとられてしまったら、今度は、七千円張る。
  • 一見、五分五分の確率だけれども、張り方によっては、二回に一回あたらなくても、勝てるわけだね。そうするとばくちは、当てることが大事なのではなくて、張り方が大事なのだ、ということがわかるだろう。
  • プロは極端に言うと、一勝九敗でも、一勝すればプラスになっているように張る。プロとアマとではこれだけの差があるんだ。
  • つまり、これがフォームなんだな。フォームというのは、これだけをきちんと守っていれば、いつも六分四分で有利な条件を自分のものにできる、そう自分で信じることができるもの、それをいうんだな。
  • だから、プロは、六分四分のうち、四分の不利が現れた時も平気なんだ。

 

色川さんが言っているフォームですが、 会社経営者やフリーランス、何かのプロ選手もこの概念と似たニュアンスのものを持っている気がします。成功を収め続けていく人程なんとなく四分捨てる考え方で無理なく勝負している気がします。無理をしなければいけない勝負をし続けると大きく張った時に大負けしてしまう可能性があるからです。

例えば、プロ野球選手で言えば、二割八分をコンスタントに打てれば一流のアベレージヒッターでしょうし、フリーランスで言えば、面白くはないが売上が上がる仕事やまったく儲からないが今後の発展性が期待できる仕事など、いくつかの目的の違う仕事をしていると思います。

この考えをサラリーマンに応用した場合、ブラック企業に勤めていたなら、仕事の内容は会社に依存しますから、一勝九敗ぐらいの勝負をし続けなくてはいけないことになります。

それって、無理にがんばって大きく張ったら誰でも必ず大負けしますよね?ということは、ブラック企業ではストレスのかかるいつも守りの勝負をし続けなくてはいけないことになります。

だから、サラリーマンの場合、ある一定のビジネススキルが身についたな思ったら、まず会社を疑って外にも根を下ろしておくことが、仕事で何がしかを成したいと思う人には必要でしょうね。

仕事が終われば職場の決まった仲間といつも飲みにケーションをしている人たちの中に本物はまずいないでしょうね。傷の舐め合いにしか見えません。

 

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