2014
11.05

成熟産業のゼネラリストは上手にWORK・SHIFTできるのか?

会社組織について

私は建築業界に勤めてもう早15年になります。

建築業界は景気による部分的な業種の浮き沈み(今は住宅系が景気いいのかな)はありますが、

まあ成熟産業ですよね。以前のように税金を使った公共事業で箱物を作るなんてもうできないわけですし、

ディベロパーによる大規模開発ももうそんなにありません。

ロンドンビゾネススクール教授の著書 WORK・SHIFTでは、2025年の未来で次のことが示唆されています。

  • サラリーマン的技能の価値がなくなり、「専門技能の連続的習得」が必要になる。
  • 一部の正規雇用社員と非正規雇用社員とで二極化が進む。

本当にこのとおりになっていくんだろうなーと思います。成熟産業にいる私も日々そう実感します。

大学の建築学科ではそういったことは教えるんですかね?

大学の先生は研究以外のそういったことに興味はないでしょうから、おそらくみんな知らないんだと思います。

建築だけではもうクリエイティブなことをする機会は少ないから、他業界の人と交流した方がいいよとはなかなか言えないですよね。

 

成熟産業の中でストレスのかかる組織は、社内で少ないパイを奪い合う不健康な状況になってしまっています。

経済成長期に求められた人員はもう必要ないことと、そもそも仕事が減っているからです。

結果として、

  • リストラ
  • 追い出し部屋
  • 椅子取りゲーム
  • 社内失業者

が発生します。

また、ゼネラリストはある一定の年齢を過ぎると転職しにくくなります。日本のように経済的な背景から同質性が強く求められた組織では、郷に入っては郷に従う発想が最も重要視されます。仕事の能力よりもまず転職先企業の社風やしきたりに合わせられるかが重要になってきますし、そもそも報酬が高いですから企業側も慎重になります。

 

では、成熟産業におけるサラリーマン的ゼネラリストの私なんかは、仕事がなくなってきたらどうすればいいの?新しいこととかチャレンジしてみたいのにと思います。そう思っている人たくさんいると思います。もっと早くから社会のしくみを知りたかったよと。

 

 

また、WORK・SHIFTでは、

仕事の世界で成功できるかどうかを左右する要因のひとつは、その時代に価値を生み出せる知的資本を生み出せるかどうかであり、そのためには広く浅い知識や技能を蓄えるゼネラリストを脱却し、専門技能の連続的習得者へシフトする必要がある

と指摘しています。

 

本当にそのとおりだと思います。一人で価値を生み出し提供できなければ仕事として成立しないわけです。この点がマネジメントやディレクター業務に特化したゼネラリストの弱い点です。

ただゼネラリストとしてキャリアを積み一定品質以上の仕事をしてきた人であれば、当然能力が低いわけではありません。ですから、何か質の高い仕事をやりたいんだけど何がやれるか分からないし、そもそもやり方がわからないスパイラルに陥っているのだと思います。

 

また、一歩踏み出せない要因として下記が挙げられます。

  • 人員削減され激務でそもそも時間がないし疲れて体力も残っていない。(優秀な人のところに仕事が回ってくる。)
  • 成熟産業の一つの企業にいると、社会の変化にすぐに対応できなくなる。
  • 家族を養わなければいけないため、給料が高い現職を辞める踏ん切りがつかない。
  • ある年齢をすぎると、プライドが邪魔をしまず一歩が踏み出せない。

 

このような会社でくすぶっている余剰人員をうまく活用できるしくみがあれば、経済がもう少し良くなるのではないでしょうか?

能力は高いが割りをくっていて、でも何かやりたいと思っているゼネラリスト結構いると思いますよ。何かきっかけがあれば劇的に変わる人。

もちろん、サラリーマンを定年退職した人の中にもたくさんいると思います。

 

また、岡田斗司夫さんが著書僕たちは就職しなくてもいいのかもしれないの中で次のように言っています。

これからの生き残り策は、崩れつつある単職になんとか自分だけ潜り込むことではなく、多職へとシフトする仕事サーファーになることだ。お手伝い(=仕事)をいっぱいすることだ。これからはお手伝いのニーズが次から次へと生まれてくる。

 

私も仕事サーファーになれたらいいなとの思いのもと、ブログから自らのタグを探す、丘サーフィンの毎日です。

 

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